ウナギ稚魚が豊漁だというけれど

絶滅が危惧されているウナギについてこんな記事がありました。
SankeiBiz 「ウナギ高騰一転、一斉値下げ 稚魚豊漁 国内仕込み量倍増」

今年は稚魚が豊漁で『仕込み量』が前年比2倍の25トンになったということです。そして「価格も下がるから消費者にもっと買ってもらえるようにしよう」的な記事になっています。

前年比2倍の『仕込み量』は確かに豊漁と思えるかもしれません。しかし『仕込み量』なので海外からの輸入も含まれていると思います。2013年度の国内漁獲量は5.2トンですから、単純に国内漁獲量も2倍になったとしても10トン。ちなみにシラスウナギの最盛期『漁獲量』は国内だけで232トン。

およそ資源回復には遠い状態です。

消費者も売っているから、安いからといって何でも買えば良いというわけではありませんね。

そして昨年のブログ記事ですが 『ウナギをどう看取るか?』
こちらブログでは日本の水産資源の状況について様々な記事があり、とても参考になります。

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